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2013年 NO.471



『情報の重要性』




   情報における本質は、用いられている文字の数ではなく、その知的な内容です。

もし、その内容を無視するなら、偉大な小説家の文学作品も、ただ、単にランダムに
                    られつ
並んだアルファベットの羅列にすぎません。このことは、人間の体の中にあるDNA

30億文字にも言えることです。情報とは、知的な内容を記号化することです。

  その内容が重要か、価値があるか、有用なものか無用なものかについては、文字その

ものには、何の含みもなく、その判定は、受信者が情報を分析することによって始めて

生まれて来ます。すなわち、その情報を判定するためには、受信者と発信者に共通認識が

必要です。人間のDNAに関しては、その発信者の意図が受信者に認識されて始めて、

人間の体を造り上げていく重要な情報となります。たとえば、人間の言語修得能力には、

もともと生成文法というものが備わっていて、親が話す国言葉を幼児が持つ生成文法能力に

よって修得されていくと言われています。すなわち、情報の発信者と受信者には、共通

認識能力があって言葉を意味ある言葉として修得されていくのです。単なる一方的に発信

されても、受信者に受信能力が備わっていなければ無意味な情報となります。

  このことから、人間が単なる物から進化したならば、たとえDNA情報が備わっていた

としても、その情報の発信者との共通認識がなければ活用できません。

そこで、人間が知的な存在であるということは、人間を創造した知的な発信者が、

受信者である人間にその知性をも含めて創られたということです。だから、DNA情報が

共通認識となるのです。すなわち、創造主が「自分のかたちに人を創造された。

すなわち絶対主のかたちに創造し、それを男と女とに創造された。」(創1:27)


という聖書の啓示こそが、人間の命の本質を明らかにしているのです。

すなわち、絶対主は、被造物によって分るということです。



                                              幼児には生成文法能力が備わっている。


 
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