『自然法則はいつから始まったのか?』
自然界にある様々な自然法則は、いつから作動始めたのか?
また誰がその法則を定めたのか?という問題は、自然界の観察によって法則を見出した
同じ方法で、自然界を観察することで発見できるというものではありません。
なぜなら、我々の見ている自然界は、すでに自然法則が作動している結果しか観察でき
ないからです。すなわち自然法則の起源については、全く知るよしもなく、ただ現在の
観察によって、過去に起ったことを推測するだけのことです。この自然法則は、緻密な
計算と考え抜かれた設定が存在するので、決して偶然というでたらめの産物ではあり
ません。
そこで、知的創造主と自然法則の関係を考えた時、自然法則は創造の業を保持して
いくために、創造主が創造の業を始めていく中で、自然法則もインストールされたと
考えられます。(種類に従って創造された) 従って、自然法則は、創造の前提ではなく、
創造の結果なのです。進化論的見解は、生命の発生を自然法則の助けを借りて説明しよう
としています。すると、その自然法則もどのような進化を経て出来たのかを説明しなけ
ればなりません。しかし、その説明は前述の如く、不可能です。
自然法則は、「知的創造主が、全ての創造と共に、その保持のために、自然法則も
組み入れられた。それゆえに、現在は、創造主の創造の業が自然法則のゆえに保持され
続けて来た。」と考えられます。このことから、創造主が自然法則の創始者であるなら、
創造主自身は自然法則に支配されない主権者ですから、創造主は、自由に自然法則に
関わり、全能の力によって自然法則を制限することもできます。それが、聖書の中にある
「奇跡」の起源として説明できます。この後、世界の終末には、創造主の自然法則への
介入の権限が明確になる時と言えましょう。まさに、自然界の創造主が「天の万象を揺り
動かす」(マタイ24:29)時となるのです。 |
自然界は様々な法則で満ちている!
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