進化論の象徴的シンボルの第2番目に、ダーウィンの系統樹があります。
ダーウィンの系統樹では、「共通の祖先からの段階的な分岐が長い時間をかけて行われ、
その分岐の際の差が少しずつ大きくなって、今日のような多種多様な生物になった。」と
言われています。
しかしながら、ダーウィンから150年間に発見された過去の化石記録では、ダーウィンの理論と
正反対の状況が示されています。
それは、「カンブリア爆発」と呼ばれる時期に、門レベルの急激な変化が確認されているから
です。すなわち、先カンブリア時代には、長期に渡る段階的な分岐を示す、進化的な化石記録は
皆無なのに、カンブリア紀になると、完全に発達した完璧、かつ即活動可能な生き物が
化石として登場します。これは、「枝分かれ」と呼べる状態ではありません。
従って、「ダーウィンの系統樹は、カンブリア爆発によって根絶した。」と、
生物学博士のジョナサン・ウェルズが言及しています。
今から150年前のダーウィンの時代には、DNAのことは、ほとんど分っておらず、
今日の「生物は、本質的種の範囲内なら、変異することは可能ですが、その範囲を飛び越えて
別の種になることは不可能である。」と分っています。
それは、DNAの数や型が違うため生殖できないからです。すなわち犬はどこまでも犬で、
ネコになることはありません。ダーウィンの系統樹の根拠は、たった5週間、ガラパゴス島の
調査(四国の半分の面積)から、外見上の観察だけでヒントを得た進化説です。
今日の科学者の間では、「仮説としても、いただけない。」というのが無神論科学者の評価です。
種に関しては、聖書が天地創造の段階で、「創造主が、種類に従って、
植物と生き物を創造した。」という言及こそ、真理をズバリと言い当てているものです。
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