『ダーウィン主義の疑念V』
ヘッケルの胚の絵について
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ヘッケルの描いた動物の胚の描画は、
1868年に出版された「創造の自然史」の中に載せたものです。
これは、生物が同じ先祖を持つというダーウィンの主張を支持するものとして、
脚光を浴びました。
しかし、彼が描いたものは、1845年にビスコフの描いた犬の胎児描画と、
1859年にエッカーの描いた人間の胎児の描画を描き直して、自分の出版物に載せたのです。
そこで、1874年、ライプチヒ大学解剖学教授で、当時有名な比較発生学者であった
ウィルヘルム・ヒズが、この偽りを見抜いて、「ヘッケルは自らを科学的調査研究者という地位
から抹殺してしまった。」と皮肉を込めて指摘しました。
その後、ドイツの科学会は激怒し、ヘッケルは沈黙を破って告白しました。「私の胎児の描画の
ほんの一部は、実際に『偽造』したものである。」と告白しましたが、実際は、その内容が実に
歪曲した「でっち上げ」で、一部ではなく重要な誤りを与える捏造だったのです。
しかしながら、それ以後150年たった今日でも尚、ヘッケルの捏造された絵を
もって、「個体発生は、系統発生を繰り返す。」と高校の教科書に載せられているのです。
なぜでしょう。ダーウィンの進化論が遺伝学の進歩によって「仮説としてもいただけない。」と
言われているのに、生命の起源が進化論に代る仮説がないがために、あえて捏造
された理論に頼るしかない、今日の科学会のなさけない実体があるからです。
進化論は、自然(風・水・光・雷)が新しい動物を造ったということを証明しなければ
なりません。これは、子供でも不可能だと気付くことです。
創造論こそが、命の存在を説明する上で、合理的に説明出来る確かなものです。

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