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2010年 NO.336


                          

                           
『復活の状況証拠』partU



第三の状況証拠(ユダヤ人の社会機構の変化)

ユダヤ人は、過去2000年に渡ってイスラエル民族の生き方をかたくなに守ってきました。

彼らは、安息日には、ユダヤ人の会堂に集まり、神殿ではいけにえの儀式を繰り返してきました。

それは、神から与えられた儀式と信じていたからです。ところが、クリスチャンになってからは、

@―罪のための動物のいけにえを止めました。

A―モーセの律法は、廃止されたと考えました。

B―安息日を守る習慣を止め、日曜日に主の礼拝を始めました。

C―ユダヤ人は、人間を神とすることを異端中の異端と考えていたのに、

  父・子・聖霊の三位一体の神を信じる信仰を始めました。

D―メシアは、ローマの支配から救い出す政治的指導者と考えていたのを、

  人間の罪のために死んで復活した人物(イエス)であると信じました。

彼らは、何世紀にも渡って伝承してきた信念を、全く新しいものに変えたのです。

これは、イエスの復活を見たユダヤ人が、これまでの伝統を転換せざるを得なくなったからです。

まさに、彼らの目の当たりにした復活の奇蹟は、ユダヤ人の2000年間の生き方を

変えたのです。

第四の状況証拠(聖餐式とバプテスマ)

聖餐式は、悲惨な死を遂げたイエスを覚えてパンとブドウ酒に預ることです。

それは、ユダヤ人が、死んだはずのイエスが甦ったことを知り、その死が自分たちの罪の贖いの

ためであり、イエス・キリストの血は、永遠の命の契約であると知ったからです。

この習慣は、その死以後2000年以上も続いているということ。

又、バプテスマは、ユダヤ人の間では、神の権威によって改宗者たちのために授けるものでした。

しかし、クリスチャンたちは父と子と聖霊の名によって授けたのです。

それは、キリストと共に死に、キリストと共に甦ったことを証しするものでした。


これが第四のキリストの復活を証明する状況証拠なのです。

第五の状況証拠(教会の出現)

キリスト教会の出現は、キリストの復活を記念して集まる人々によって始まりました。

それはキリストの死の直後から、今日まで、全世界に及んでいます。そして、迫害下にある

共産圏の国々でも、今なお教会は増え続けています。それは、何を物語るのでしょうか? 

その答えは、キリストは復活して、今なお生きて、多くの人々に影響を与えておられるという

ことです。このキリスト教会の存在こそ、キリストの復活に望みを置く、クリスチャンの

存在の証明
です。

以上のことから、キリストを信じるクリスチャンたちは、キリストの復活を依り所にしている

ことが分ります。これだけの状況証拠が揃ったら、イエス・キリストの復活を否定することは

できないでしょう。








                           

    
 



     
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