DNAは、1953年にクリックとワトソンが発見し、二人の科学者はノーベル賞を
受賞しました。
<フランシス・クリック>
以来DNAの研究が進み、21世紀の初頭には人間の全DNAの全容が明らかになり、
1.8mのDNAの中に、30億文字が存在し、人間の全ての器官を造り上げる情報が
書かれていることが分かりました。(広辞苑200冊分の文字に匹敵する。)
もともと、DNAは光学顕微鏡では、詳しくは知ることが出来ず、電子顕微鏡によって明らかに
なりました。DNAは、0.2oの細胞の中に、0.005oの核があり、
その中に0.000002oの糸状となって仕舞い込まれています。
このようなナノの世界に複雑なプログラムが書き込まれ、生きていくためのタンパク質を
造り上げています。これらは、偶然の結果とは言えません。
なぜなら文字が文章として意味を持つためには、いろいろな取り決めがなされる文法があって、
初めて、意味を持ちます。すなわち、文字が文字として機能するには、知性の介入による
取り決めがあって情報となるからです。偶然が法則や文法を造り出すことは不可能ですから、
まさにDNAの発見によって生命の起源は、驚くべき知性の持ち主によって創り上げられたことが
分かったのです。まさに、人の命は驚くべき知性を持つ創造主の賜物に他ならないのです。
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