バクテリア(大腸菌などの細菌)などが持つ、単細胞生物の鞭毛モーターは、
非常に複雑なシステムを持ち、鞭毛を使って自由に動き回ります。
この鞭毛モーターは、スクリューのように回転し、1/4回転によって停止し、
即座に反転することも出来ます。
この鞭毛モーターは、油もささず、1分間に1万回転もするので、ジェットエンジンにも匹敵する
性能を持つと言われます。
クリエーションリサーチ季刊誌より
しかも、このモーターは 100%に近いエネルギー効率があります。この鞭毛モーターは、
1973年に発見され、「宇宙最高率のモーター」と呼ばれているのです。
こんなすごいモーターが、下等生物と言われる単細胞生物の中にあるのです。
このモーターの複雑かつ精密な仕組みは、40種類にも及ぶタンパク質から成り、
たった1つの部品が備っていなくても、機能せず、全てが揃わなければ、鞭毛の機能は、
用を足しません。ここに「少しづつ進化した。」という考えでは説明できない造りを発見します。
このシステムは、現在あるシステムを、それ以上簡略化できなく、すべての部品が揃い、
一挙に仕上って初めて意味を持ちます。
ですから、ここに還元不能な複雑性の機能を持つ器官の例を見るのです。
このモーターのシステムが自然選択によって少しづつ造られて行くようでは、鞭毛自体は不必要な
ものとなって退化するだけです。
だからダーウィンは、当初から、「少しづつの進化では、完成できない複雑な器官の存在が
証明されたら、自分の学説は成り立たなくなる。」と言ったのです。
生物のあらゆる器官は、複雑であり、しかも精密な仕組みですから、
知性の介入なしには存在しません。
だから、初めから完成したものとして、創り上げるお方が存在しなければ、生き物として
成り立たないのです。
「神は、お造りになったすべてのものを見られた。見よ、それは非常に良かった。」
(創世記1:31)
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