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2010年3月28日





終わりの時代を乗り切る秘訣





ヨハネ黙示録13章10、14章12節




  

@ 今朝は、終わりの時代を乗り切る秘訣は、「我が霊を御手に委ねます。」という「砕かれた心」を

ベースとした委ねた信仰にある
ことを学びたいと思います。

Aさて、クリスチャンは患難時代を通るのか、それともその前に携挙されるのか、ということについて

は、見解が分かれています。しかし、黙示録を精読していくと、主の再臨は14章であり、15章以降

は聖徒はいなくなります。そして、その前の13章では獣が出現してきます。

この獣とは悪魔のことです。悪魔は、イエス様の時代に既に天から地に落ちました(ルカ10章17〜

20)。それ以来、自分の時の短いことを知って、激しく怒り、イエス・キリストへの信仰を無きもの

にしようとして必死になっているのです。それが13章になるとあからさまになってきます。しかも

この獣には、聖徒たちに戦いを挑んで打ち勝つことが許されるのです。

ですから、「ここに聖徒の忍耐と信仰がある。」と言われているのです。イエス様も、この獣の出現の

後に、再臨すると語っておられます。


B では、激しい苦難が起こってくるこの時代に、私たちはどのように生き抜いていけばいいのでしょ

うか。信仰深さや正義感、心の強さなどで信仰を守り通していけるでしょうか。多くのクリスチャン

たちは、「自分は、本当に信仰を全うできるだろうか。」と不安になってしまいます。なぜなら、自分

の力に頼って生き抜こうと思ってしまうからです。私たちは、自分の肉の力に頼ってしまうと罠には

まってしまいます。それは、聖書にはハッキリと、獣は、「聖徒たちに戦いを挑んで勝つことが許され

た。」とありますから、たとい自分の正義感で抵抗したとしても勝てないからです。即ち、聖徒は殺さ

れ、殉教していくのです。そのような状況下にあって私たちは、どのように乗り越えていったらよいの

でしょうか。それは単純です。自分の命を守ろうとするのではなく、主に自分の霊をお任せすれば

いいのです。そして、「主よ。御心に委ねます。」と、開かれた心を持っていくのです。


それは、自分の損得を計算せず、自分の我を砕いて、「主のお考えに従います。」と、主に一切合切を

任せていく心でいいのです。それは、主のおことばに対して素直に聞いていく生き方です。

しかし私たちは、そのような素直な生き方を知りませんでしたし、やっかいな強い肉の我を持っている

ので、むずかしいことです。しかし、「だから出来ない。」と考えてはいけません。イエス様は

私たちの罪の身代わりとなって十字架上で、いまいましい肉を全部裂いてくださったのです。

ですから、私たちもキリストと共に十字架で死んだのです。ですから、出来る出来ないと考えるのでは

なく、「霊で生きていきたいので、教えて下さい。」という遜りの心を持っていけばいいのです。

こうして、
我を砕いて始めていくなら、素直に聞いてやっていく方が楽だと分かってきます。

この委ねきった心こそが、終わりの時を乗り越えていく秘訣なのです。

C エルサレムに神殿が再建されたときは、「荒らす憎むべき者」がやって来る印です。それは平和の

中で建て上げられるでしょう。その
平和を作りあげた者が、その神殿に立つようになり、突如として

苦しみの時代が襲ってくる
のです。この患難時代を聖徒であるクリスチャンも通っていきます。

初代教会の時代も大変でしたが、終わりの時代も大変です。だからこそ聖霊の注ぎがあるのです。

私たちは慎み深い心を持って、「主よ。御心のままに。」と、砕かれた悔いし心をもって、

その備えをして行きましょう。
これこそがクリスチャンの新天新地に臨む心構えであり、

患難時代を乗り越えていく秘訣です。

                                        

  
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