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2008年 NO.288





自然界に見る創造主の足跡』NO.15


創造の順序



 聖書に記されている創造の順序について、一見奇妙に思えるものとして、太陽や月が創られて

いないのに、創造の第一日に光が創造され、すでに地球には「昼」と「夜」があったという

のは、おかしいではないかという疑問が投げかけられます。
しかし、太陽の起源について調べて

いくと疑問が解けます。現在、宇宙にある物質の大半は、水素とヘリウムで全物質の98%に

なります。この水素が最初のチリとしてガス雲が形成され、ある程度収縮したとき、爆発的に

明るく輝き出すと考えられています。しかし、まだ水素の「核融合反応」は行なわれていません。

 これは、現在の太陽の前段階のもので、第一日目の光とおもわれます。

これが、さらに収縮し中心部が熱せられていくと水素の核融合反応が始まり、長い時代に

わたって輝き続ける天体となったと考えることは1つの可能な理解です。なぜなら、創世記の

1
16の「造られた」という原語は、「アーサー」が用いられ、有から有を造るときに用いら

れます。従って第四日目に太陽が造られたという言葉は、すでに存在していた材料を用いて

太陽が造られたと考えれば、原型はすでに第一日目に存在しており、すでに光エネルギーに

よって自転が始まった地球に夕と朝を生じさせていたと考えられます。又、
第一日目の光は、

地球に夕と朝を区別させるもので、太陽系の中心から来た光であって、宇宙全体を満たした光

ではありません。ということは、第一日目には、星は輝いていなかったのです。
 


                   
              



     
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