創造主の本質の中にある三位一体の教義は、聖書の真理として重要なものです。
しかし、唯一の神が三つの位格を持ち得ると考えるのは、非科学的で愚かなことだと懐疑論者は
言います。ところが、物理的な宇宙の中にも三位一体の関係が明確に反映されています。
例えば、宇宙は空間、物質、時間の三つから構成されており、これらの1つが欠けても宇宙は
成り立たず、三つの実体は三位一体です。その中の空間については、科学者は、空間は長さ、
幅、深さの三次元で構成されていると教えています。すなわち、その空間が存在するには、
二次元だけでは成り立ちません。空間は、三つの異なる次元があって成り立つのです。
又、空間の量を計算するには、長さ、幅、深さを加えるのではなく、それらは掛け合わせるの
です。すなわち、三位一体の数学は 1+1+1=1ではなく、1×1×1=1です。
又、物質はエネルギー、運動、現象の三つの面を持っています。これらの各部分は物質全体の
一部であり、他の二つを欠いては存在できません。これも物質は、三位一体の関係の中にあり
ます。最後に、時間は、過去、現在、未来を構成しています。これら時間の各部分は、時間の
全体像を含んでいます。他の二つを欠いては時間は成り立ちません。このように物理的宇宙の
隅ずみまで、聖書の三位一体の啓示が浸透しているのです。すなわち、神の本性、神の永遠の
力と神性は、被造物によってはっきり認められるのであって、弁解の余地はないのです。
(ロマ1:20)
このように神の三位一体とは、三つは別々ですが、その1つを欠いても神ではないのです。
この神の三位一体の教義は、非科学的な馬鹿げた論理ではなく、毎日毎日私たちの現実の中に
生きている真理なのです。
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