『脳と神経の働き』
ー私の命の尊厳を知るためにー
大人の脳は、約1500tあると言われ、脳の表面積は、ペットボトル1本分の表面積があり、
その脳のしわを伸ばすと新聞紙一枚分にもなるというので驚きです。これは、多くの表面積を
有することは、莫大な量の情報を伝達し、蓄積、処理することが可能となってくるからです。
この働きの中心は、大脳皮質にあり、ニューロンと呼ばれる神経細胞と、そこから突き出た
神経線維がニューロンからニューロンへと情報を伝え、体全体をコントロールしているのです。
大脳皮質のニューロンの数は、140億にも及びます。脳全体では千数百億にも上り、複雑な
神経回路網を形成しています。これらは、脊髄という太い神経の束を通って尾椎に至り、
各脊髄の要所、要所から全身の神経の情報を収集し、また脳からの命令を伝達するネットワーク
が完成されているのです。これらは、決して暴走することなくコントロールされていることに
驚きを覚えます。私たちのパソコンは、熱に弱く、情報が多くなると固まり、すぐ動かなく
なってしまいます。コンピューターの寿命は5年位で、各部品がギブアップし、使えなくなり
ます。それに比べて、私たちの脳は、80年間もメンテナンスなしで情報分析と情報伝達をする、
その仕組みと耐久性はどこから来たのでしょうか?
情報を分析する能力は知性ですから、知性は決して物質から生まれません。そこには、
知性ある方の発信が必要です。すなわち、創造主の作品と言えるのではないでしょうか。 |
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