グランドキャニオンは、頂上から谷まで1.6kmもあります。この峡谷はどのようにして
出来たのでしょうか?まず、世界にある地層は、18世紀まで、「激変によって短期間に
形成される。」と考えられていました。それは、聖書のノアの洪水を信じていたからです。
ところが19世紀に入って「地層は何百万年もの長い時間をかけて少しずつ形成されて
きた。」という仮説が進化論の台頭によって起ってきました。この考えは、その後百数十年間
に渡って常識として考えられて来ましたが、20世紀に入り、地層が短期間でできる証拠が
次々と発見されてくると、教科書でも短期間に形成されることが教えられるようになりま
した。すなわち「地層は何百万年〜何億年かけて出来たのではなく、数日間の内に何m
という地層が出来る。」ということが分って来たためです。
<例1>―1929年、北アメリカの東海岸のグランドバンクスでは、大地震によって一日
で1mの地層が形成されました。又
<例2>―1980年に北アメリカのセントへレンズ山が噴火し、三回の噴火で30mの
地層が形成された。しかも、3回目の泥流によって堆積した地層が平均30mの深さまで
切り開かれ、峡谷を作ってしまったのです。このことから、グランドキャニオンは、ノアの
大洪水によって短期間に形成され、まだ地層の柔らかい内に、激しい地震によって泥流が、
グランドキャニオンの地層を削り、峡谷を形成したと考えられるのです。むしろ、進化論に
よる説明では、コロラド川の水によって何百万年もかけて大地を削り取って出来たという
のは、あまりにも無理があります。なぜなら、グランドキャニオンには、一枚岩で出来た
高い山があり、そこをコロラド川が流れ下っているのです。それは、コロラド川の水が高い
岩盤の岩を水が登って、削って行ったということになるからです。進化論は仮説です。
しかも、今、その証拠が1つも立てられず、立ち往生しているのです。むしろ、聖書の通り
創造主がノアの大洪水によって大部分の地層と化石が形成されたという証言が今日観察
される地質現象によってますます明らかになって来ているのです。
|