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2008年 NO.274






『自然界に見る創造主の足跡』NO.2





 ビッグ・バン理論は、宇宙のすべての物質は、かつて小さな球の中にあり、それが突然理由も

なく不安定になり、爆発して徐々に星、惑星になり、今日の全てのものになったという宇宙起源 

のモデルを説明しています。
しかし、この理論の最大の欠点は、宇宙のどこを探しても爆発に

よってもたらされた秩序を見出すことができないことです。爆発は、むしろ無秩序を生み出す

だけです。

 例えば、1980年のセントへレンズ山の爆発では、広島型原爆の2万発分の威力があったと

言われますが、その爆発で周囲380q2が「死の地帯」となってしまいました。そこに、秩序が

生み出されたという報告は、1つもありません。このように、どんな爆発も、混乱と破壊以外の

何物も生み出すことがないのに、どういうわけか、ビッグ・バンの爆発だけは、秩序が生み

出されたというのです。もし、ビッグ・バンの爆発によって秩序がもたらされたとするなら、

惑星は、それぞれの軸のまわりを同じ方向に回転していったはずです。ところが、実際は、

金星と天王星は逆の回転をしています。それは、ビッグ・バンの運動エネルギーに逆らった

ことになります。

 又、惑星がそれぞれ異なった物質から構成されているという事実も、ビッグ・バンからは説明

できないのです。しかし、創造論では、創り主の偉大な力を前提にしていますので、この宇宙の

秩序を当然、生み出すことの出来るお方として理解することが出来ます。秩序には、計画性が

ありますので、その背後に知性の発信者がいて当然です。偶然からは秩序を生み出すことが

出来ないというのが、科学の基本です。




ビッグ・バン理論の根本的問題点

                   
              



     
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