『自然界に見る創造主の足跡』NO.2
ビッグ・バン理論は、宇宙のすべての物質は、かつて小さな球の中にあり、それが突然理由も
なく不安定になり、爆発して徐々に星、惑星になり、今日の全てのものになったという宇宙起源
のモデルを説明しています。しかし、この理論の最大の欠点は、宇宙のどこを探しても爆発に
よってもたらされた秩序を見出すことができないことです。爆発は、むしろ無秩序を生み出す
だけです。
例えば、1980年のセントへレンズ山の爆発では、広島型原爆の2万発分の威力があったと
言われますが、その爆発で周囲380q2が「死の地帯」となってしまいました。そこに、秩序が
生み出されたという報告は、1つもありません。このように、どんな爆発も、混乱と破壊以外の
何物も生み出すことがないのに、どういうわけか、ビッグ・バンの爆発だけは、秩序が生み
出されたというのです。もし、ビッグ・バンの爆発によって秩序がもたらされたとするなら、
惑星は、それぞれの軸のまわりを同じ方向に回転していったはずです。ところが、実際は、
金星と天王星は逆の回転をしています。それは、ビッグ・バンの運動エネルギーに逆らった
ことになります。
又、惑星がそれぞれ異なった物質から構成されているという事実も、ビッグ・バンからは説明
できないのです。しかし、創造論では、創り主の偉大な力を前提にしていますので、この宇宙の
秩序を当然、生み出すことの出来るお方として理解することが出来ます。秩序には、計画性が
ありますので、その背後に知性の発信者がいて当然です。偶然からは秩序を生み出すことが
出来ないというのが、科学の基本です。
|
|
ビッグ・バン理論の根本的問題点
|