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2003年 NO.3 | |||||||||||||
『神の知恵で生きる』 |
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「サライはアブラハムに言った。『どうぞ、私の女奴隷のところにお入り下さい。』」 アブラハムもサラも年老い、時はいたずらに過ぎていきました。それを思うと、人間的に あせりが出てきます。そして、何かこちらの側でもすべきことがあるのではないかと思い、 サラは、自分の女奴隷をアブラハムに与えました。それは奴隷の生んだ子は自分の子も 同然ですから、神様は、きっとこういう方法で、子を下さろうとされているのだと勝手に 考え、アブラハムに言いました。これは、あのエデンの園での人類の罪への転落の場面を 思い出させます。エバが先立って罪に誘われ、アダムをそこへ引き入れました。実に女が 男に先立つことの不自然さが示されています。サラは夫のため、アブラハムの為と思って 考えたのでしょう。しかし、人間の企ての愚かは、自分にハネ返ってきます。ハガルは 傲慢になり、サラを見下げるようになりました。 私たちは、神様の創られた世界に住んでいる以上、神の知恵、神の分別で生きていくべき です。神の知恵は、聞いたみことばを人間の可能性の上に立って判断せず、どこまでも 信仰をもって受け入れていくものです。 神様はこの単純な生き方を教えておられるのです。 |
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