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2003年6月1日 |
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「信仰の従順」 |
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ロマ書12章1~21節 |
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① 今朝は、「信仰の従順」の中に生きて行く生き方について学びたいと思います。 ② さて、ロマ書は、聖徒たちを信仰の従順に導きたいという目的から書かれたものです。 11章までは、ユダヤ人クリスチャンと異邦人クリスチャン双方が頂いている、測り知れない神の恵み について語られています。そして、その恵みによって救われた者なのだから、両者共に、神に受け入 れられる、聖い、生きた供え物として自分自身をささげなさい、と勧めているのです。 聖い、生きた供え物としてささげる生き方は、信仰による従順に至らせるからです。 |
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③ では、信仰の従順の中に生きていく生き方とは、どのような生き方なのでしょうか。 パウロは勧めます。「この世と調子を合わせてはいけません。・・・心の一新によって自分を変えなさ い。」と。確かに私たちは、自分の行いによらず、ただ一方的な神の恵みによって救われました。 その時私たちは思いました。「自分中心な生き方ではなく、神のために生きて行きたい。」 しかし、そう出来ない自分の弱さを見て、敗北と迷いの中に入ってしまいました。それは、自分の 意志を働かせてエネルギーを使おうとしなかったからです。上記の御言から分かるように、私たち は、自分を変えることを託されているのです。それは、ロボットとして創られたのではなく、自由意志 を持った者として創られているからです。それ故に神は、私たちが自発的に自分の意志を働かせ て、御心の中に歩んで行く事を喜ばれるのです。 しかしながら私たちは、生まれながらの肉の性質と、神から与えられた御霊の思いを持つ者として、 この二つのものが互いに逆らい、自分のしたいと思う事を自由に出来ないでいるのです。 ここから抜け出す方法はただ一つです。自分の意志を自発的に働かせ、どちらか一方に心を定め ると決心し、歩み出すことです。それは、神の御心は、自分を守り、肉の中に歩むことではないから です。私たちは、肉を捨てて行こうと、決断し始めだしていく時、新しい命の幸いと満足を味わうの です。 こうして信仰の従順は、自由意志を働かせ、心の一新によって自分を変えていく所から始まり ます。 |
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④ 聖書には、神の御心に従う具体的な行いが記されています。しかし、どれもエネルギーを使わ なければ出来ない事ばかりです。神のために生きていく事は、自分の肉からは出て来ないもの ばかりであり、自分が嫌っているものばかりです。ですから、自分の肉の感情を捨てて、主の御心に 従いたいからやって行くのだ、という方向に自分の意識を変えなければ、始まりません。そこに エネルギーを使ってやって行くのです。信仰の先輩であり模範であるジョージ・ミラーさんに心打た れるのは、自分という肉の思いに従って歩まず、神に従って歩んだことを見るからです。だから、 私たちも肉の満足のためにエネルギーを使うのではなく、神から受ける栄誉のためにエネルギー を使っていきましょう。 その決心を、自由意志を用いてスタートさせましょう。そこから、無から有を 創り出す神の測り知れない世界を味わい始めるのです。 まず神の国とその義とを求めて行く決心をし、信仰の従順の中に歩み出しましょう。 |
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