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2003年12月21日 |
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「神の預言は実現する」 |
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ルカ2章1〜16節 |
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@ 今朝は、イエス・キリストの誕生を通して、神が語られた預言は必ず実現することを学びたいと 思います。そして、この真実な神に対して私たちがどのように応答していくべきかを学びたいと思い ます。 A さて、イエス・キリストは、ユダヤのベツレヘムで誕生されました。メシヤ(キリスト)がベツレ ヘムで誕生することは、すでに700年以上も前に、預言者ミカによって預言されていました。しか し、 母マリヤがイエス様を身ごもったのは、ベツレヘムとは遠く離れたナザレでした。 もし神の 御介入がなかったら、マリヤはナザレで出産していたことでしょう。 ところが神は、ご自身の語られ た通りに、ベツレヘムで誕生させられたのです。 B では、神がどのように事を行なわれたかを見てみましょう。神は先ず、ローマ皇帝アウグストに 働かれ、「全世界の住民登録をせよ。」との勅令を出すようにされました。それによって人々は、自分 の生まれ故郷に行って登録しなければならなくなったのです。 ヨセフとマリヤはダビデの家系で あり、ダビデの町ベツレヘムへと出掛けていったのです。マリヤはそこで月が満ち、男子の子、即ち イエス・キリストを産んだのです。このことは歴史上の事実です。神は人間の歴史に介入され、ご自身 がお決めになったことを、歴史の中でピンポイントで成就される方なのです。それは、ヨセフの生涯 を見ても良く分かります。彼は、父ヤコブから溺愛されていました。それに加えて、彼の見た夢によっ て兄弟たちの憎しみを買い、エジプトに奴隷として売られてしまったのです。その夢とは、太陽と月 と11の星が自分を伏し拝んでいる、というものでした。それは、ヨセフの前に、ヤコブも11人の 兄弟たちもひれ伏すことを意味しています。しかし、奴隷となったヨセフの身の上にそんなことが 実現するのでしょうか。私たち人間の計算では絶望的です。ところが神は、全ての状況に働かれ、 実現されたのです。神は真実なお方です。「私のことばは、その時が来れば実現します。」と言われて いるように、神が言われた事は必ずなるのです。この神は、今も私たちの中に働いておられます。 そして、私たちの人生の中にあって、自分では考えられない、また計算出来ない事を、神のご計画の中 で行なわれるのです。この神に対して私たちも、はっきりとした明確な信仰を求められるのです。 神にとって曖昧さはありません。ですから、私たちも曖昧な信仰はふさわしくないのです。 C 神は、御言をそのまま信じ、従って来る者に、その全能の御力を現されます。ですから、「思いま す。」という曖昧な表現はクリスチャンにふさわしくありません。神の前には、“信じる”か“信じ ない”か。“はい”か“いいえ”かがあるだけです。その中間は無いのです。だから、「信じる。」と 心を定めた時にのみ、「行動」がついて行くのです。神は、信じる不動の心を求めておられます。神は 約束どおりにイエス・キリストを与えてくださいました。私たちは、この神への応答として、明確な 信仰を行動によって表していきましょう。 |
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