「自分のしたくない悪を行う惨めさ」
ローマ7:19
|
罪人100%の人間は、「自分にできない」と分ると、限界を痛感し、背を向けたく
なります。なぜなら、芯から罪人である自分自身と、この世界を支配する悪霊の影響を
受けている社会に住んでいるからです。ですから、私たちは自分のすべきことも
「できない」と言って背を向けてしまう情け無い者なのです。
しかし、そんな「ダメ人間」の私たちも、イエス様が100%贖って下さり、パラダイス
に行ける者として下さいました。それならば、こんなダメ人間でも、イエス様の為に出来る
ことは、1つでも2つでもして行きたいという思いにならないでしょうか?
そこで、このように思える者となれば、これまで「ダメ人間」として甘やかして来た自分
を、なんとか「甘ったれ根性」を砕いて、イエス様の為に「なんとかして、役に立ちたい」
という心に立ち、用いられて行く為に努力したいと思いませんか?
すると、イエス様もそのような者を助けて下さり、成し遂げて下さいます。これが
分ったら、「出来ないと尻込み」するのではなく、子供の頃から染み付いている
「甘ったれ根性」を砕いて戦っていくべきです。その甘ったれ根性には、悪魔も働いて
いますので、強い根性で「なんとかしたい」という精神で、悪魔の妨げに立ち向かって
行かなければなりません。全てのことは、「しなければいけない」ではなく、
「やりたいから、やらせて下さい」に変えていくべきです。すると、弱い自分であった
はずが、知らない内に「できないと思っていたことも行っている」自分に気づくように
なります。「全部踏んばってやれ」と言われても困りますが、最低限踏んばるところは
踏んばって、主に従って行きたいと思います。そうしないと、患難時代に入ったとき、
真っ先に逃げ出してしまう者となるからです。この地上にある内に、人間的にも、
霊的にも成長する者となって行きましょう。 |
|
|