『ビッグバンの代替案』
(宇宙に始まりがあったとする理論の反対)
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ビッグバン理論は、アインシュタインの相対性理論から出ているもので、
「宇宙に始まりがある。」とされました。それが特異点です。
しかし、それを受け入れられない科学者はたくさんいます。なぜなら、始まりがあるならば、
創造主が必要になるからです。そこで、ビッグバン理論の代替案を探す動きが、近年活発に
なってきました。
第一の例が、フレッド・ホイルによる定常宇宙論です。
「これは、宇宙の膨張は認めていますが、その過程で新たな物質が無から発生し、
真空を満たしている。」というものです。すなわち、宇宙空間では、無から有が常に発生している
というものです。これなら創造主もいりません。
しかし、熱力学の第一法則では、エネルギーは新たに創り出されることも、
消滅することもありません。1965年に宇宙背景放射が発見され、この説は否定されました。
(ブリタニカより)
第二の例が、ホーキングの宇宙論です。
これは宇宙量子物理理論といわれ、「宇宙には、始まりも終りもなく、境界線もなく、
宇宙は過去も現在も、永遠にこのようである。」と言うものです。
しかし、彼の理論は虚数を用いており、虚数は数学者が欲しい値を得るための計算上の手段として
使用されます。
しかし、本当の物理上の結論を得たいと思えば、その虚数を実数に変換しなければなりません。
そして、虚数を実数に変換すると、特異点が登場するのです。
特異点は、始まりのスタートです。虚数時間の背後では、特異点が隠れているだけなのです。
こうして、今日、アインシュタインのビッグバン理論は、宇宙のあらゆる観測結果によって
裏付けされており、ハッブルの宇宙望遠鏡によっても確認されています。
ですから、相対性理論によって生み出された特異点の存在は、宇宙の始まりがあったことを示し、
創造主の御業を物語っているのです。
すなわち、100年前までは、宇宙は創造主の作品であるという見方は信仰によってのみ
信じなければならなかったのですが、今日では、その状況は180°変わり、無神論の科学者が
バツの悪い思いをしているのです。
クリスチャンは自信をもって聖書の真実を証ししていきたいと思います。
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