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2008年 NO.267




『脳の記憶システムについて』

ー私の命の尊厳を知るためにー





          だいのうひしつ とうちょうれんごうや
記憶は、脳の大脳皮質の頭頂連合野や側頭連合野にたくわえられます。しかも、連合野の

何十億という神経細胞の接続部分にあるシナプスというところにたくわえられるというのは

驚きです。このシナプスの中にある神経伝達物質が、記憶に大きな役割を担っているのです。

1つの神経細胞は1種類の神経伝達物質しかつくりません。具体的には、アセチルコリン、

ドーパミン、ノルアドレナリン、グルタミン酸、ガンマ・アミノ酸、エンケ ファリン、

エンドルフィンなど多くの伝達物質が確認されていますが、それぞれ固有の働きをしています。

たとえば、アセチルコリンは体を調節する自律神経系のシナプスで働いていますが、脳では、

記憶と関係しています。記憶障害をもたらすアルツハイマー病では、このアセチルコリンが

少なくなっていることが分っています。

 こうして、各シナプスにある化学物質がその記憶の重要な役割を担っていることを考えるとき、

言葉・音・時間の観念・空間認識・形・色の見分けなどが、化学物質の組み合わせによって

認識されていることはすごいことです。そのシナプスの組み合わせは、脳細胞140億に対し、

100種類の神経伝達物質の組み合わせによって無限のネットワークが形成され、記憶と認識が

行なわれるのです。しかも、これはコンピューターをはるかにしのぐ複雑なしくみとスピードで

なされているのです。皆さん、人間の造るコンピューター1つでも大変なしくみ、計算された

設計が成されています。まして、人間の脳コンピューターは、もっと知的な計算と設計の中に

あることが分ります。しかも、脳は使えば使う程、シナプスは増えていき、ネットワークが

複雑に形成され、どんどん情報量を増やしていくことができるのです。

皆さん、すごいと思いませんか。

 私たちのコンピューターは、情報が多くなるとすぐ固ってしまいます。しかし、私たちの脳は

使えば使う程、性能は増していくのです。私たちの複雑な命は、決して自然の産物ではなく、

命の創り主の賜物であり、尊厳ある存在であることがますます分ってきます。



                   
              



     
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