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2007年 NO.211




『これから、後に起こってくること』





 1948年のイスラエル民族の建国から、終末の時計が動き出しました。

ダニエルは、イスラエルを支配する帝国を次々と示されましたが、イスラエルの国そのものが

途中でなくなってしまったため(AD70年エルサレム陥落)、預言の実現が途中でストップ

してしまいました。しかし、1948年の独立宣言から再びダニエルの預言の残りの部分が

動き始めたのです。ダニエルの預言が歴史上まだ実現していない内容とは、二つあります。

第一に、ローマ帝国のあった地域の10ヶ国が連合して、「復興ローマ帝国」が出現し、

その中から一人の指導者が出現し、イスラエルと契約を結び、3年半後にイスラエル民族に

大迫害を加えるということです。第二に、イスラエル民族が大迫害の下に置かれた時に、

創造主が超自然的に介入し、その指導者を滅ぼして、その後、イスラエルを中心とする平和な

時代が来るというものです。この「来るべき君主」・「獣」と呼ばれる指導者は、「バビロン」

すなわち「現在のイラク」を支配します。それは、中東の産油地帯を支配し、世界の経済と流通

を完全にコントロールするでしょう。(黙17章)。 聖書は又、「バビロン」は人類の歴史の

最終段階で、突然滅びると預言しています。これは、黙示録の預言であり、イザヤ13章、

エレミヤ50・51章の預言です。しかし、BC539年のバビロンの陥落の時には、二つの

預言「バビロンが突然滅びる」「永久に人が住まない」という預言は、歴史上まだ実現していま

せん。これは、これから後の起こる出来事です。(イザヤ13:9〜10,19〜20) 

これらの終末の時計は、1900年間止っていました。しかし、20世紀の後半より動き出し、

今は、終末の預言が最終段階に来たことを示しているのです。









                   
              



     
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