『キリストの契約のゆえに』
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「すると民は、みな口をそろえて答えた。
『私たちは主が仰せられたことを、みな行います。』」 (出エ19:8)
イスラエルの民は、「わたしの契約を守るなら・・・わたしの宝、となる。」と言われた時、
「主が仰せられたことを、みな行います。」と答えました。しかし彼らは、すぐに金の子牛を
造って裏切ってしまったのです。では彼らは、どのように言うべきだったのでしょうか。
「守れません。」と言うべきだったのでしょうか。もしそのように答えれば、神様に逆うことになり、
神の怒りによって滅されてしまいます。彼らは神に従っていきたいと思っていますから、
「守ります。」と言うべきです。しかし同時にアダムの罪の子孫として、「守れないことも知って
います。」ですから、このように言うべきです。「神よ、私たちはあなたが真実な方で、契約を絶対
守って下さる方であると信じます。ですから私たちも全力でおことばに従います。しかし私たちは
弱さの故にあなたの契約を守れないようなことがあっても、アブラハムの契約の故にお赦し下さい。
私たちは、又悔い改めて従っていきますから、どうか最後まで見捨てず、契約の中に入れて下さい。」
と言うべきでした。これは、今日の私たちの告白でもあるのです。キリストの契約のゆえに!
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