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2004年 NO.47

             
『神の賜物と召命』   
  


       「わたしは、あなたの父アブラハムの神、イサクの神、主である。

    わたしは、あなたが横たわっているこの地を、あなたとあなたの子孫とに与える。」

                   (創28:13)
 

 神は、アブラハムに約束された永遠の契約を、ヤコブに受け継がせることを明言されました。

それは、ヤコブが、アブラハムの祝福を受け継ぐ選びの器であったからです。しかし、ヤコブはいったい
                        こうかつ
何者であったのでしょう。彼はただ、狡猾な男であったに過ぎません。しかし、神の選びの確かさは、

人間の行ないによらず、召して下さる神の真実のゆえに、実現したのです。


「神の賜物と召命とは、変ることがない」とは、どんなにすばらしいことでしょう。

私たちも同じです。自分が何者であったので、神の選びに与り得たのでしょうか。むしろ、ヤコブ以上に
こうかつ
狡猾で、罪過の中に死んでいた者です。なのに、この神の選びの確かさを知ると、イエス様の救いは生涯

変わらないものだと感謝できるのです。

ならば、自分自身の意志薄弱な姿におびえる必要はありません。むしろ、救い(選び)は神様の側から

出たことですから、その恵みの中に大胆に安住していっていいのです。

そして、ヤコブは、「神様が〜して下さる。」のだから、自分も神様に「十分の一を献げよう」と言った

ように、私たちも神様のために献心し、自分に与えられたものを献げていこうではありませんか。


 




                                    



     
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