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『福音書のイエスは歴史上の人物か？』
聖書の批評家たちの大前提になっているものは、自然界で起ることには、すべて自然の
理由がある。」という自然主義の考え方に立っています。すなわち、「歴史のすべては、
今まで自分たちの見たこと、経験したことを基に起きるのであって、自分たちが超自然的な
ものを見たことも経験したこともないから、過去の歴史もすべて、奇跡はおきなかった
はずだ」という前提の中で論理を展開します。
しかし、現実の世界は、我々が考えている自然のルールに反することが一杯発見されて
いますが、それが、発表されていないに過ぎません。
例えば、恐竜と人間の足跡が同じ岩盤上で化石となって発見されています。それは、
アメリカ、テキサス州のパラクシー川の河床から、たくさん見つかっています。又三葉虫
という古生代の初めから栄え、絶滅してしまった海の節足動物。これは古生代の地層年代を
決める、ものさしとなっている生物です。それが、アメリカ、ユタ州のアンテロープスプ
リングから、「三葉虫をふみつぶしたサンダルの靴の跡」が見つかったのです。それは、
かかとのへこみまで、ちゃんと押し跡があるものです。
その泥板岩層からは、「はだしの小さな子供の足跡、五本の
足指までそろっているもの」が発見されています。
また、人間のまだ出現していない最古の砂岩層（白亜紀）
からは、鉄製のハンマーの化石が出てきました。その鉄を分析
したところ、塩素をかなり含んだもので、現在の地球大気の
環境では、塩素を含んだものにはならないといいます。
これらの自然界の過去の遺物は、現在の常識では考えられない
ものです。私たちが、自分の見たもの、経験したものだけを
前提にして判断した場合、どれ程、大きな間違いを起こして
しまうのか、注意する必要があります。すなわち、創造主は
目に見えないから、「存在しない」と決めつけることがどんな
誤りへ導くことでしょうか？
現実的に、人間の体は、偶然には出来上りません。それは、デタラメの機能ではない
からです。驚く程、よく考えて作られています。それなら、その仕組みを作り上げた方は、
どなたでしょう。人間より知恵と能力のある方であることは確かです。この自然界には、
目に見えなくても存在するもの（放射能・電気・音・臭い）は一杯あります。
私たち人間は、自分の考え・立場からばかり見ています。しかし、この世界を創られた
創造主から、物を見、考え、判断し、反省し、悔い改めることは必要です。そうしな
ければ、真実が見えて来ません。自分の立場からばかり見る判断は、誤りを引き起こす
のです。クリスチャンは、イエス・キリストの立場から、物を見る習慣を身につけて行き
ましょう。 |
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