『妨げの霊の働きについて』
クリスチャンの多くは、悪霊が自分に働くなどとは考えていません。
しかし、聖書は「あなた方の敵である悪魔が、ほえたける獅子のように食い尽くすべきもの
を捜し求めながら、歩き回っています。堅く信仰に立って、この悪魔に立ち向かい
なさい。」(Tペテロ5:8〜9) また、「私たちの格闘は血肉に対するものではなく、
主権、力、この暗闇の世界の支配者たち、又、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。」
(エペソ6:12) これらの御言を読むとき、確かに、私たちの気づかない世界の中で、
悪霊が常に働いていることが分ります。なのに、なぜ私たちは、悪霊の働きに気づかないの
でしょう。それは、私たちの心の思いの中に悪霊は働き、私たち自身の声のように思わせて
いるからです。試しに、5分間だけ、イエス様のことだけを考えるように集中してみて下さい。
恐らく1〜2分もしない内に、妨げがくることが分ります。サタンはいつも、私たちの古い
性質と弱さにつけ入ろうとします。人は考えるという行為は、全く自分に属するものだと
思いますから、まさか自分の思いがサタンから来たものだとは気づきません。
しかしながら、この巧妙な手段を持ってやってくる悪魔でさえ、私たちの意志に働くことは
できません。もし、悪魔が私たちの意志に働くなら、私たちは、自動的に悪魔に支配されて
いくロボットになってしまいます。この人間の意志には、創造主でさえ、あえて支配されない
のです。ですから、私たちの行動には、意志が伴いますので、責任を取らされるのです。
悪魔は、私たちの思索の中に働いて、私たちを誘導してきます。だから、聖書に「堅く信仰に
立って・・・立ち向え。」とあります。それは、私たちの意志を働かせることです。たとえ、
悪魔に巧妙に誘導されても、私たちは、自分の意志で拒否できます。又、たとえ、出来ないと
臆病になっても、自分の意志で「やります。」と立ち向うこともできます。悪魔は、立ち
向かっていく時、逃げ出します。(ヤコブ4:11)そして、私たちはイエスキリストの名に
よって 悪魔に命じることが出来ます。この特権を生かして、私たちの心の中に働く悪霊を
追放していきましょう。 |
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