『創造主は、無理矢理にでも、
全ての人を天国行きにすることができるのでは?』
聖書には、「創造主は、すべての人が救われて、真理を知るようになるのを望んでおられ
ます。」(Tテモテ2:4)とありますから、創造主の望まれる通り、無理矢理にでも人間を
天国へ行かせれば、地獄の問題は、一挙に解決するのではと反論する人々がいます。
しかし、地獄は、確かに刑罰ですが、それは、自由意志を持った人間の選択に対する1つの
結果です。もし、刑罰がなければ、人間の日々の選択の価値はなくなり、何をしても
かまわないことになります。すると、人間の自由意志の価値はなくなり、人が望んでもいない
天国へ無理矢理入れることは、人間性の尊厳さを奪うことになります。すると、人はただの
ロボットになってしまいます。創造主は、人に自由意志を与えた以上、無理矢理押し付ける
ことはなさいません。すなわち、人間を尊重し、大切に思えばこそ、創造主は私たちに、
ご自分を拒否する自由も与えたのです。人間が、創造主との決別を望むなら、その願い通りの
決別を与えるしかありません。
だからこそ、私たち一人一人が持つ、自由意志による選択に意味があり、人間性が重んじ
られている証しなのです。無理矢理に天国行きにすることは、創造主の目から見て、
何の価値もないことなのです。
又、人間にとっても、地獄がなければ、意志決定が無意味になり、人間性の価値を失うことに
なるのです。
人間の自由意思による選択に価値がある。 |
|
|