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2012年 NO.401
  



『創造主は、無理矢理にでも、
全ての人を天国行きにすることができるのでは?』

 

 聖書には、「創造主は、すべての人が救われて、真理を知るようになるのを望んでおられ

ます。」
(Tテモテ2:4)とありますから、創造主の望まれる通り、無理矢理にでも人間を

天国へ行かせれば、地獄の問題は、一挙に解決するのではと反論する人々がいます。

 しかし、地獄は、確かに刑罰ですが、それは、自由意志を持った人間の選択に対する1つの

結果です。もし、刑罰がなければ、人間の日々の選択の価値はなくなり、何をしても

かまわないことになります。すると、人間の自由意志の価値はなくなり、人が望んでもいない

天国へ無理矢理入れることは、人間性の尊厳さを奪うことになります。すると、人はただの

ロボットになってしまいます。創造主は、人に自由意志を与えた以上、無理矢理押し付ける

ことはなさいません。すなわち、人間を尊重し、大切に思えばこそ、創造主は私たちに、

ご自分を拒否する自由も与えたのです。人間が、創造主との決別を望むなら、その願い通りの

決別を与えるしかありません。


 だからこそ、私たち一人一人が持つ、自由意志による選択に意味があり、人間性が重んじ

られている証し
なのです。無理矢理に天国行きにすることは、創造主の目から見て、

何の価値もないことなのです。

 又、人間にとっても、地獄がなければ、意志決定が無意味になり、人間性の価値を失うことに

なるのです。



人間の自由意思による選択に価値がある。





   
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