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201１年 NO.389

　　　　　　　　　　　　　　　　　

『聖書の信憑性を裏付ける考古学的証明』

　　旧約聖書に書かれた記述は、歴史的に正確ではないと言われ、そのほとんどが伝説や神話で

あると言われてきました。しかし、次から次に発見される考古学界の発掘調査によって、

聖書の記述の正しさは科学的に証明され、聖書の真実性が枚挙に逞が無い程、証拠づけられて

きました。その数は、数千件に及びます。

　例えば、１８５４年にテイラーによってウルの遺跡が発見され、アブラハムの生まれ故郷で

あった記述の正確さが一躍脚光を浴び始めました。それは、１９３４年の英国遠征隊まで続き、

ウルにあったジックラトはレンガで作られ、階段状のピラミッドのように造られていました。

因みに初期エジプトのピラミッドは、レンガで作られた階段状のもので、このバビロニアの

技術をアブラハムを通して造られたことを、再編されたエジプト史を通して見ると、年代的に

ピタッと合ってきます。私たちが訪れたエジプトのピラミッドやスフィンクスはみな、地層が

はっきりと分かる花崗岩でした。すなわち、ノアの洪水（ＢＣ２２４２年）後の建設であり、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つじつま
再編されたエジプト史の初期王朝時代がＢＣ21世紀頃になっていますので、辻褄が合います。

　また、ウルの発掘調査によって、文明の発祥地は、メソポタミアにあり、セムの子孫によって、

セム系のバビロニヤ語で書かれた粘土板が発見され、子供たちに教えていたと思われる語彙集、

動詞の変化、算術、平方根・立方根の表など、又実用的な幾何学も教えられていたことが分かり

ました。又、バビロニヤの第一王朝の６代目のハムラビ王によるハムラビ法典が発見され、

その年代は、アブラハム以前に逆上り、約ＢＣ２１００年のものであることが分かりました。

　すなわち、アブラハムの時代（ＢＣ１９５０年～１７７５年）より以前に、文明は高度の

水準に達していたことが分かります。これらから、聖書の記述にある族長たちは、歴史上の

人物であったことがはっきりと証明され、それらの習慣上の出来事もウルの発掘によって

分かってきています。ですから、アブラハム達が、伝説や神話上の人物であったという主張は、

完全に退けられてしまったのです。