『地球が、生命の生息できる特別な存在理由』
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太陽系の中では、生命の生息できるのは地球だけです。
それは、これまで打ち上げられて来た米・ソの探査機によって明らかになっています。
又、銀河系では、90%が太陽よりも小さい赤色矮星と呼ばれる恒星で、
その光のスペクトルは赤色部分が放出されるため、その周りを回る惑星の光合成は、効率が悪く、
生命の生息には適しません。
光合成が活発に行われるためには、赤色と青色のスペクトルが必要です。
地球では、そのスペクトルを満たしています。
又、赤色矮星は質量が小さいため、光度が弱く、それらを回る惑星は、水分を
液体状で保つには、近くを回らねばなりません。すると、潮汐力の影響を受けて
惑星は同じ方向を向くようになり、熱く乾燥する面と、とてつもなく寒い面ができ、生命の存続は
不可能になります。
又、近いところを回る惑星は、恒星の放つフレアの影響を受け易く有害な放射線を浴びることに
なります。それは、生命体に致命的な打撃を与えます。
又、青色がほとんど存在しない赤色矮星では、生命体に必要な酸素が
蓄えられません。
このように、天の星空を見上げた時、生命体の存在する星を見い出すのは、
極めてむずかしいのです。
ところが、地球は、太陽系の中で、一番最適な距離に存在し、地球の表面温度が、水を液状に
保つことが可能であり、有害な放射線も地球磁気に守られており、大気や、地球を取り巻く、
他の惑星のおかげで、小惑星の衝突からも守られています。しかも、重要なポイントは、ほぼ完璧な
円軌道を太陽系の惑星は描いているということです。もし、楕円軌道なら、太陽との距離が大きく
変化し、生命存続に大きな温度差が起こって絶滅に至ります。
実は、太陽系以外の惑星は、長楕円軌道を描いています。
惑星に生命体が存在するには、実に多くの要因が計られたように調整されていなければなりません。
私たちの住む地球は、生命の存在するために、特別な存在として、この宇宙に浮かんでいます。
こうしたことが分ってくると私たちは万物の創造主をほめたたえたくなります。
「もろもろの天は、神の栄光を現わし、大空はその御手の業を示す。」(詩19:1)
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