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2010年11月7日



明け渡されている心


使徒10章1〜48節




  

@ 今朝は、コルネリオの件を通して学んでいきたいと思います。

A さて、コルネリオはローマ人で、イタリヤ隊の百人隊長でした。

ユダヤ人は神の御心を示す民族として、神に聖別されたために、異邦人との付き合いを

しませんでした。それは、異邦人の汚れた習慣が入ってこないためです。

しかしながら、ローマ帝国内には、異邦人でもユダヤ教に改宗し、神に対して敬虔な人も

いたのです。ローマの百人隊長であったコルネリオも、ユダヤ教に改宗した一人でした。

そして、彼が、ペテロの話を聞いてイエスをキリストとして受け入れたとき、

聖霊を受けることとなったのです。

B では、聖霊がどのように注がれたのか、そのいきさつを見ていきましょう。

ある日の午後、コルネリオは、幻の中でハッキリと御使いを見たのです。御使いは、ヨッパに

いるペテロを招くようにと言いました。そこで彼は、直ぐに使いを出しました。

一方ペテロの所にも神の取り扱いが起こっていました。彼は昼食の用意がされている間に

夢心地になり幻を見たのです。それは、天から大きな入れ物が降りて来て、その中に入っている

動物や、はうもの、また、空の鳥などを「ほふって食べなさい。」という声でした。

ペテロは、「主よ。それはできません。私はまだ一度も、きよくない物や汚れた物を

食べたことがありません。」と言うと、「神がきよめた物を、きよくないと言っては

ならない。」と言われたのです。これが三度あって後、入れ物は天に引き上げられました。

彼は、律法で禁じられていることをしなさいと言われ、この幻は、ひょっとしたら悪魔からの

ものか?と思い惑っていました。

ちょうどその時、コルネリオから遣わされた人たちが、ペテロを尋ねて来ていたのです。

御霊はペテロに「ためらわずに、彼らと一緒に行きなさい。」と言われたのです。

それは、律法に禁じられている異邦人と一緒に異邦人の家に行けということでしたので、

そのようなことは禁じられていることでしたから、御霊に言われたことであっても、

ペテロは迷ったことでしょう。しかし彼は、慎重な心を持って、「まず行ってみよう」と

行動しました。そのような行動は、他のユダヤ人たちから非難されることになるだろうという

恐れもありましたが、
御霊の言われる言葉に従ったのです。

こうしてコルネリオの家に向かいました。着いてみると、親族や親しい友人たちも呼び

集められて彼らは待っていました。そこでペテロは、自分を招いた理由を聞いたとき、

幻の意味をハッキリと理解したのです。そこで彼は「これで私は、はっきり分かりました。

神はかたよったことをなさらず、どの国の人であっても、神を恐れかしこみ、正義を行う

人なら、神に受け入れられるのです。」と福音を語り出しました。すると、そこにいてペテロの

話を聞いていた全ての人々に聖霊が下られたのです。この聖霊は、目で見える聖霊の賜物を

伴ったものでした。

こうして
異邦人伝道の門が開かれたのでした。もしペテロが、かたくなになって、

過去の自分流を貫いたら、異邦人伝道の門は開かれなかったでしょう。

聖霊の働きが起こるときには、こうした、全く新しいことが起こります。だから、いつも自分の

心は、明け渡されている必要があります。しかし、そこには、悪霊も働きますので、慎重に

行動すべきです。


C 私たちの
原点は、「からっぽの器に油が満たされる」ことです。

自分のこだわりを捨てていく、砕かれた心を主は求めておられるのです。

たとい聖霊の賜物を頂いたとしても、素直な心がなければ、自分流になってしまいます。

そうしなければ、主の働きは起こってこないでしょう。又、それと共に御心を訪ね求める

慎重さも必要です。そして、ペテロさんのように主の働きに備えていきましょう。

                                        

  
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