@ 今朝は、創造主なる神が与えてくださる永遠の命の根拠は、イエス・キリストにあることを
学びたいと思います。
A さて、この手紙は、唯一の神を信じるユダヤ人クリスチャンに対して語られています。
ユダヤ人は神を知っています。しかし日本人の神観念は、非常に曖昧です。 日本では、やおよろず
(八百万)の神々がおり、その時々によって信じる神が違うからです。鰯の頭も信心からと言われ、
何でも神となって祀られています。例えば、火事から守られるようにと火の神を祀り、受験に受かる
ようにと学問の神を祀ります。こうして、日本人は、困ったときの神頼みという考え方が強いの
です。
自分自身、子供の頃に腎臓を患い、学校を休まなければなりませんでした。その時、治して欲しいと
御利益を求めて仏壇に手を合わせたり、坊さんの読経に期待したりしました。しかし、神は本当に
居るんだろうかと疑問に思うだけで、助けてくれる神に出合うことはできませんでした。
ところが、聖書には、「神の御心にかなう願いをするなら、神は聞いて下さる」とありますから、
こんな凄いことはありません。
B では、この神について、聖書から見てみましょう。
イザヤ書40章18〜26節に、二つのことが言われています。
(T) あなたがたは、神をだれになぞらえて造るのか。
(U) 神は、天の上から見ておられ、私たちに主権を行使しておられる。
という二点です。私たち日本人は、人間が造ったものを拝んでいます。金ピカに金をかぶせると、
ありがたく感じますが、それは、鋳物師の造ったものであり、彫刻師が彫ったものでしかありません。
ところが、創造主は、天と地とその中にある全てのものを造られました(26節)。私たちは、
この地球が空間に浮かんでいるのを当たり前のように受け入れていますが、何故沈まないの
でしょうか。地球は凄いスピードで自転しているのに、何故私たちは飛び出さないのでしょうか。
それは、仕組みがあるからです。その仕組みは偶然に出来たものではありません。法則や秩序を
もって維持しておられるお方が居るから、地球は空間(宇宙)に浮き、私たちは飛び出さないのです。
そればかりではありません。私たちの命も創造されたものです。私たちの体に張り巡らされた血管は、
地球二回り半(10万キロ)もあるのですが、絡み合うことも詰まることもなく、体中に血液を送り
続けています。指紋や虹彩も一人として同じ人間はなく、全ての人が偶然の存在ではなく、一人一人
が神によって造られた者なのです。私たちが、この本物の神に心を向けたとき、願いを聞いて下さる
のです。さらに、神は私たちに永遠のいのちを与えてくださいました(Tヨハネ5章11,12)。
神は私たちを死ぬために造ったのではありません。ところが、私たちは、だれひとり天に行ける
という自信を持てません。天国に行ける程聖い者ではなく、業(罪)があることを知っています。
しかし、神は私たちが天国に行けるように、神の子イエスを私たちの罪の身代わりとして十字架に
つけ、全ての罪の償いをしてくださり、きよめてくださったのです。それによって、永遠の命の中に
生きていくことが出来るのです。だからこそ、生まれてきた意味があり、努力してきた意味がある
のです。
C イエスが救い主キリストであることを信じる者は、神から生まれた者です。
この救いを受け入れ、永遠の命を得てください。そして、永遠の命を下さったキリストに心から従って
いきましょう。
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