『躾とは?』
しつけはなぜする必要があるのでしょうか。
それは人間が罪人だからです。子供には、三回程、反抗期と言われる時期があります。
これは、反抗期と呼ぶより、独立期と呼ぶ方がいいでしょう。なぜならこの時期は、子供の
能力が増し、何でも自分の思い通り出来ると錯覚する時期だからです。しかし、自分の思い
通りにやったことが、大人の考えと合わないため、トラブルが起きます。その根本的原因は、
罪が子供の心の中にあるからです。すなわち、聖書は、人間の本性は悪で、「愚かさは、
子供の心につながれている。懲らしめの杖がこれを断ち切る。」(箴言22:15)と教えてい
ます。ですから子供には、しつけが必要となります。すると、そのしつけの基準が問題です。
日本の教育は、外国の影響を受けて、自発性を尊重する教育がなされてきました。
その結果、放任主義となり、自分の感情と自分の都合以外に何の基準も持たない若者がふえ
てきたのです。聖書は、「望みのあるうちに、自分の子を懲らしめよ。」(箴言19:18)
とあります。すなわち、しつけの基本は、「自分が基準」というところから、「創造主が基準」
というところへ変えていくことです。すなわち創造主がおられ、その創造主によって造られた
驚くべき命であることが分かれば、創造主が中心の心に変っていきます。しつけは、親の考え
を押し付けるのではなく、聖書を基準とする考え方にしつけていくことです。 |
|