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2007年 NO.190



『なぜ、カトリックとプロテスタントがあるのか?』




 キリストの教えが、広められて行った当時、世界はローマ帝国の支配の中にありました。

そして、キリスト教は、ローマ帝国の迫害を受けながら、勢力は衰えることがありません

でした。そんな中で、ローマ皇帝コンスタンチヌスがキリストを信じるに至って、キリスト

教は皇帝の権力と保護の許でローマの国教となり、カトリック()と名づけられました。

そして、権力と富を持つようになると、キリスト教は内容的に堕落し聖書の本筋から離れて

いったのです。

 又、莫大な資金によって大きな寺院が建設されるようになりました。その資金源として

「免罪符」などが発行され、ヨーロッパは暗黒時代に入っていったのです。そんな中で、

マルチンルターが、カトリック教会の間違いを指摘し、宗教改革が始まりました。プロテスト

とは、抗議とか、異議とかという意味で、カトリック教会に抗議する者というのがプロテス

タント教会のことです。
しかし、このプロテスタント教会も多くの教派に別れて行きました。

 それは、カトリック教会時代には、印刷機が発明されていませんでしたので、聖書を読む

人々は一部の祭司だけに限られていました。しかし印刷機が発明(1450年)されてから、

人々が聖書を自分で調べるようになり、聖書の中にある真理の二面性の故に、多くの人々が

一方だけを強調する、いろいろな解釈を始めるようになり、プロテスタント教会の中にも、
                     
ちな
いろいろな教派が生まれるようになったのです。
因みに、私たちは、プロテスタント教会の

流れを汲む者ですが、初代教会(聖書時代)と同じ生き方、考え方を目指して、キリストを

証しして行こうと願っている教会です。
ですから、どこの支配にも入らず、独立教会として

歩んでいる教会です。 

 






                   
              



     
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