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2007年4月1日




    『水の驚くべき性質』






ヨハネ4章7節〜14節




@ 今朝は、“いのちの水”について学びたいと思います。

A さて、イエス様は、ガリラヤに行かれる途中、サマリヤの町を通られました。そして、井戸の傍ら

に腰を掛けられた時、そこへ、一人のサマリヤの女が水を汲みだしに来ました。そこで、主は彼女

に「水を飲ませてください。」と言うと、彼女は、「ユダヤ人のあなたが、付き合いを嫌うサマリヤ

の私に水を求めるなんて・・・」と躊躇しました。そこで主は、「私が誰であるかを貴方が知っ

たら、貴方の方で私に水を求めたことでしょうに。」と言われ、「わたしが与える水を飲む者は

だれでも、決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、永遠の

いのちへの水がわき出ます。」と言われたのです。

B そこで、イエス様が与えられると言われる、「渇くことのない“いのちの水”」について

考えてみたいと思います。私たちは普段水がないと生きていけません。然し、私たちの飲む水は、

飲んでもすぐ渇きます。というのは、私たちの体からは、水分が汗や湯気となって常時出て行きます

から、生きている限り、水を補い続けなければなりません。しかも私たちに必要なこの水は、

特別な性質をもっている水です。というのは、H
2Oは他の物質がくっついても別の物質には

なりません。ですから、水は、他の物質を溶かしても溶かされた物質をそのまま体に取り込む

ことができるのです。もし水と他の元素が反応して、別の分子になると、体に必要なミネラル

を取り込むことができないのです。重さにおいても、摂氏4度の時が一番重く(比重1)氷に

なると、液体の水より軽くなるのです。然し、普通の物質は固まると密度が高くなりますから

沈みます。然し、この水だけは、固まっても密度が低くなり、水の上に氷が沈まずに浮くのです。

この特別な性質の故に、その下にいる魚や生物は生きておられるし、海の水位も上がらずに

保たれているのです。さらに、地球の海と陸の比率が7:3と、海の比率が大きくなっています。

この比率だからこそ、海水が日中の太陽の熱を吸収して蓄え、夜になるとその熱を放出し、

人間が住める適度の気温を保っているのです。また塩辛い海水でも、蒸発して真水となり、

それが雨となって山を潤し、その水が様々な鉱物を含んで山から流れてきて、私たちに必要な

ミネラルを含んだ飲み水となっているのです。この水の循環は、全てが真水でしか生きていけ

ない人間や生物のために仕組まれていることが分かります。
こんな特別な仕組みがあるからこそ、

人間は生きていけます。この仕組みは、叡智をもって仕組んだお方がおられなければ、これほど

までに見事な仕組みは出来ません。


C しかし、これほどの水でも、飲めばまた渇くし、年取れば死んでいくのです。
ところがイエス様

は、ご自分のいのちを差し出して、自分勝手に生きている私たちの罪の償いをしてくださいました。

それによって罪深い私たち(海水)でも、罪から解放され(真水とされ)、永遠に生きる者とされ

たのです。このイエス・キリストの救い(生ける水)を手にとって飲めば、だれでも永遠に生きら

れるのです。これが“永遠のいのちの水”なのです。
主は言われます。「わたしは、渇く者には、

いのちの水の泉から、価なしに飲ませる」と。

今、永遠の水を頂いて、永遠のいのちの中に入りましょう。 



    


                                        

  
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