こ
尿の濾されていく仕組みは、驚くべき知恵と微細な構造の結晶です。
まず、腎臓の大きさは、縦の長さ12p、幅は6p、厚さ3p、重さ120g位いの空豆形をして
ろか
います。その中にネフロンという尿を濾過する器官があり、目に見えないぐらい小さく
(0.2ミリ程の袋と0.05ミリの細尿管でできている。)片方の腎臓の中にこのネフロンが
しきゅうたいのう
100万個位いつめ込まれています。その仕組みは、糸球体嚢という0.2ミリの袋の中に
ろか
毛細血管が入り込み、体中のゴミを濾過し、それに続く尿細管で濾過した原尿を再び体内に必要な
水分と成分を吸い取って、ゴミだけを尿として排出します。詳しくみていくと、この濾過する袋
200/1000ミリの中に、10/1000ミリの毛細血管が入り、8/1000ミリの赤血球以外の小さなゴミ
(タンパク質のゴミの尿素・新陳代謝で生じた細胞のゴミの尿酸・筋肉のエネルギーとなった後の
ゴミのクレアチニン・古くなった赤血球のゴミのウロビリン等)を毛細血管から出し、そしてこの
こ
濾された尿の中には、体に必要な糖・アミノ酸・ナトリウム・塩素なども溶けて出されているので、
それを再び尿細管で取り戻しているのです。なんと、このようにして腎臓が毎日1トン半の血液を
浄化しつづけているのです。この小さな小さな微細な構造のネフロンが、体のゴミを排出する
働きをしているとは、驚きです。このような仕組みは、偶然には出来ません。この命のデザインを
された創造主のみが、私たちの命の主です。進化というわけも分からない架空の力に頼ることは、
偶像礼拝と同じなのです。(イザヤ44:8〜20)
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