呼吸とは、肺に空気が、出入りすることだと思っていたのですが、そうではありません。
それは、ただの空気の出入口であって、実際は、赤血球と肺胞との間の酸素の受け渡しこそが
呼吸なのです。酸素や二酸化炭素が肺胞と赤血球の間で、やり取りされるとき、その時間は 秒
です。わずか0.2oという肺胞の回りを、赤血球が毛細血管の中を通り過ぎて行く間に、その
積み降しを全部完了させるのです。その肺胞は、左右両肺で7億個もありますが、そのブドウの
房のような肺胞の全表面積は、人間の体の表面積の25倍もあり、畳42畳にもなります。
私たちの会堂の広さの面積が、この体に仕舞い込まれているわけです。まさに、この命はミクロの
世界を専門に知り尽くしているお方の愛の作品であり、その微細な構造を整然と組み立てて、
完成させる方の知恵と業は、実に驚くべき神業です。「肉の命は、その血にある。」というのは、
正に言葉通りであり、それを組み立てられた方の重い言葉です。呼吸は、体の中のガス交換だけの
ことではなく、大気を含めた地球環境の全てを含めた計画の中での事柄です。
これは偶然の作品ではありません。創り主による命に感動しましょう。
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