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2005年 NO.114


                     
『キリストと共に十字架に』 


 「聞きなさい。イスラエル。主は私たちの神。主はただひとりである。心を尽くし、精神を尽くし、

力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。・・・これらのことばを、心に刻みなさい。・・・

家に座っている時も、道を歩く時も、寝る時も、起きる時も、これを唱えなさい。」

                                                              (申命記6:4〜7) 


  これは、モーセが、イスラエル人への遺言のことばとして残したものです。又、イエス様は、

律法の専門家への答えとして、「これが大切な第一の戒です。」と答えておられます。(マタイ22:

37〜38) すなわち、これが人間としてのすべてなのです。原意では、「心のすべてで、精神の

すべてで、力のすべてで、主を愛しなさい。」と直訳され、100%の献身が求められています。

しかし、新約に於ける100%の献身は、「私はキリストと共に十字架につけられました。もはや

私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。」
(ガラテヤ2:20)

 このことから、「私の肉は、死んでしまったものですから、くちゃくちゃにされても構いません。

ただ主のために用いられればいいんです。」という献身です。その差は、文字による律法としての

献身ではなく、心の板に書き記された献身です。ですから、私たちは、100%の献身の中に歩むの

です。


                                    



     
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