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2004年 NO.55 |
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「私は、あなた方に害を加える力を持っているが、昨夜、あなた方の父の神が私に告げて、 『あなたはヤコブと、事の善悪を論じないように気をつけよ。』と言われた。」(創31:29) ラバンは、事の善悪を論じれば、ヤコブの非礼に対して、怒りを爆発させ、ヤコブを問い詰めて、害を 加える力を行使できたでしょう。そして家に連れ戻し、さらに7年間の労働をかすこともできたでしょ う。しかし、「事の善悪を論じるな。」と命じられた神のことばが、彼の上に重くのしかかっていたの で、ラバンは何も出来なかったのです。それは、人がいくら害を加える力を持っていても、神が与えた力 でなければ、何の権威もないということです。すなわち、目に見えない神の権威と力が、このように 全てに働いていると分ったら、私たちは不信仰を働かせることはできません。 いくら、自分の弱さを言い分けにしても、不信仰を正統化することはできないのです。 |
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