@ 今朝は、助け主であられる聖霊様と私たちとの関わり、そして助け主が共にいて下さる幸いを
学びたい。
A さて、13章からイエス様の遺言が始まり、いよいよ終盤にさしかかって来ました。
そこで
イエス様は、「ご自分が去って行くと、弟子たちは、苦難と迫害の時がやって来る。しかし、私が
去って行くことは、彼らにとって益である」と語られました。何故なら、イエス様が去って行く事
によって、助け主を送ると約束されたからです。その方は、真理の御霊です。
B では、助け主である真理の御霊について見てみましょう。
弟子たちは、イエス様から離れることの不安に陥り、平安を失ってパニックに陥いりました。
そしてイエス様からは、「あなた方は、会堂から追放され、命さえ危うい中に置かれてしまう。」と
言われたのです。彼らは、悲しみで一杯でした。その時、イエス様は、「私が去って行った後、
助け主を送るから心配するな。」と言われたのです。事実、私たちには、御霊様が住んでいて下さ
り、いつも、どんな時にも傍にいて下さるという現実があります。しかも、御霊様は、イエス様の
ものを受けて、私たちに知らせてくださいますからイエス様と同じです。それは、目に見えない形
で、主が私たちと共にいて下さっているということです。ですから私たちは、いつも傍らにイエス様
がいて下さるので、イエス様に聞いていけばいいのです。 助け主である真理の御霊は、全ての真
理に導き入れてくださいます。その方は、罪について、義について、さばきについて明らかにされま
す。罪とは、イエス・キリストを信じない事であり、また信頼しない事です。 また義とは、イエス・
キリストを信じる事であり、キリストに信頼することです。それは神に信頼する事ですから、義と
認められることなのです。 今朝、皆さんが教会に来た事も神を信じる行為であり、義の行為なので
す。 しかし、自分の罪を認めても、悔い改めるという意志がなかったなら、その罪の故に義を失
い、裁かれるのです。助け主は、そうならないように、私たちに語りかけ、悔い改めるように、うな
がして下さるのです。私たちは弱く、すぐに罪を犯し、失敗してしまう者ですから、これは凄い恵み
です。これは私たちが現実に味わっている事です。そしてこれからも、助け主は私たちと共にいて
助け続けて下さるのです。この特権があるからこそ、私たちはここまで来れたのです。もし、助け主
の助けも、信じる行為も無ければ、裁きしかなかったからです。 しかし、助け主によって、神に信頼
して行くなら、私たちの義は、天に積み上げられていくのです。
C 助け主は、いつも私たちの傍らにおられ、私たちを助けてくださいます。しかし、私たちが傲慢
な思いを持っていては、お助けくださいません。どこまでもへりくだって行く時、必ず助けてくだ
さるのです。頑な我を砕き、素直になって、助け主の御声に聞き従っていきましょう。この特権を頂
いているのですから、その中に生きて行きましょう。
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