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2003年 NO.23

             
『神の前に立つ』   
  
「このはしためを、その子と一緒に追い出して下さい。このはしための子は、私の子イサクと

 一緒に跡取りになるべきではありません。」             (創21:10節)
 

 

アブラハムにとって、イサクが自分の子であるように、イシュマエルもかわいい自分の子でした。
                   つなが
しかし、サラにとっては、イシュマエルは血の繋りのない他人です。 アブラハムはこの時、この心の
かっとう
葛藤をもって、一人神の前に出たのです。


彼は、あれこれと言い分を立てて、サラに対抗していくこともできたでしょう。しかし、イシュマエル

をかばえば、サラを否定することになり、サラの言い分に従えばイシュマエルがかわいそうです。

 この二つの矛盾を解決して下さったのは神です。 神がイシュマエルを守って下さると約束して下

さった時、サラの申し出通り、ハガルとイシュマエルを送り出すことができました。 
全ての問題の解

決は、全てを支配しておられる全能の神にあります。人間はただ、右往左往するだけです。アブラハム

のように一人、神の前に立つ場こそ問題の解決があり、又信仰を純粋にする場所であったのです。

  


 
  
 
                                    



     
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