『目を覚まして!』
|
「これらのことのすべてを見たら、あなた方は、人の子が戸口まで近づいていると知りなさい。」
(マタイ24:33)
主が「これらのこと」と言われたのは、世の終りの前兆のことです。そして、「あなた方」とは主の
弟子たちのことです。すなわち、主の弟子たちが、「これらのことのすべて見たら、 人の子(イエス
様)が戸口まで近づいている」と言われているのです。すなわち、この御言が主の弟子たちに語られ
ているということは、同時に主を信じる全てのクリスチャンに語られている事柄です。 とすれば、私
たちクリスチャンも、この前兆を見るということです。それは、クリスチャンも『荒らす憎むべき者』
を見るということでしょう。
それは五人の賢い娘と、愚かな娘のたとえでも分かります。両者共に、花婿を出迎える娘ということ
は、両者共にクリスチャンのことでしょう。しかし愚かな娘は、ともしび(信仰のともしび)は持って
いても油を持っていませんでした。しかし賢い娘は、ともしびと一緒に油も用意していました。花婿が
来た時、油を用意していなかった愚かな娘は、役に立たぬしもべとして、外の暗やみに追い出されてい
ます。それは何を意味するのでしょう。主の再臨の時、クリスチャンは信仰のともしびが燃えていたか
どうかが問われるようです。だから目を覚ましていなさいと。もし患難時代の前にすべてのクリスチャ
ンが天に上げられるというのなら、目を覚ましていなくても、いいことになります。クリスチャンは油
を用意し、患難時代も通る覚悟をして、目を覚ましている必要があるのでしょう。 |
|