『イエスの復活の奇蹟に関する
創造主の実行為』
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懐疑主義者のヒュームは、イエスの復活を否定して、こう言いました。
「人間は、一度死んだら生き返らないという証拠は、何千年もの間、連綿と積み上げられて
きたのだ。だから、イエスの復活はあり得ないと確信できる。」と言いました。
しかしこれは、一般の人間の事を引き合いに出して、自然に死んだ人間が生き返ることはないと
言っていることであって、神の子イエスに関する復活の反証の場合には、普通の人間と比較する
問題ではなく、神の子イエスの死体が墓の中に留まっていたのか?
あるいは、そうではなかったのか?ということを問題とすべきです。
即ち、イエスの復活は神の介入によるもので、自然現象による復活ではないということです。
イエスの復活は、神の介入による実行為の事柄だからです。
又、「実現不可能なことを信じる場合、それを証明するには、数多くの証拠が必要である。」と
言われます。しかし、現実には宝くじのように6桁の当選番号が選ばれた場合、
数百万分の一から、数千万分の一という低い可能性の数字が選ばれます。
この時、確率が低いからといって、当選番号が信じられないと疑う人はいません。
なぜなら、それを発表したメディアの信憑性を信じており、又その当選番号を選ぶ時の目撃者の
証言を信じるからです。このたった二つの証拠で、確率の低い番号が信用されたのなら、
まして、イエスの復活に関しても同じことが言えます。
一つは聖書という世界中で信じられているメディアの発表があり、又弟子達の多くの証言が
あるからです。又、遺体の消えた墓や、イエスの顕現、そして弟子達の命を賭けた宣教活動。
このように、もし懐疑主義者の主張通り復活がなかったとするなら、イエスの復活を示す史実が
残っている筈がありません。
ですから、イエスの復活を信じることは、極めて合理的判断なのです。
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