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2009年 NO.307



『ヒューマニズムの世界観』

(宇佐神実師の講演から)





   
 アメリカの国連プラザの一画に、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)があり、その

初代会長は、ジュリアン・ハックスリーです。彼は、イギリスの動物学者で、チャールズ・

ダーウィンの進化論の普及につとめたトーマス・ハックスリーの孫に当る人物です。

ユネスコの理念は、ヒューマニズムと進化論を基礎とし、ユネスコの教育理念が世界の教育の

理念とされています。それは、世界が1つとなったとき、ヒューマニズムと進化論を土台に

するためです。ヒューマニズムの三位一体的考え方は、@無神論 A進化主義 B物質主義で

あり、人間中心主義的な世界国家を目指して、ユートピアを築こうとするものです。

私たちは、ユネスコと言えば、世界遺産の保護に力を注いでいる機関とばかり考えていました

が、実は、その背後に、サタンの強力な暗躍を覚えます。なぜなら、ヒューマニズムは、人道

主義、博愛主義のように思われていましたが、その土台が進化論に立っているということは、

人類の遺伝的素質を改善することを目的として、悪質な遺伝形質を淘汰し、優良なものだけを

保存してユートピアを築こうとする理念であり、将来、ヒットラーのような獣の出現を容認

するものだからです。罪人の人間が自己実現の人生を目指すなら、弱い者は切り捨て、強い者

が生き残る世界観となるのでしょう。しかし、このひそかな策動も、創造主によって打ち砕かれ

ます。
私たちは、世界がどう動こうと、創造主によって創られた世界が存在することの真理を

持っています。この真理に立って力強く証ししていきましょう。




                   
              



     
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