『自然界に見る創造主の足跡』NO.8
今日の物理法則から見る進化論の矛盾
進化論による宇宙起源は、「ビッグ・バン理論」に立っており、それは、あたかも爆発に
よって車をバラバラに吹き飛ばしたものを、時間と共に破片が寄り集まり、より高級な車に
なったということです。しかし、これは現在の物理法則では、全く有り得ないことです。
なぜなら、熱力学の第U法則では、エネルギーは高い方から低い方へ流れ、物質は放っておくと
不規則で無秩序な状態になっていき、決して壊れた破片が新車になることはないからです。
ですから、爆発によって秩序を失ったものは、無秩序になるだけで、自然に放置したら、秩序
正しく回復することなどありえません。ということは、進化論の言う、「現在は過去を解く鍵」
とはならないのです。すなわち「ビッグ・バン理論」の正反対の法則しか、現在は発見されて
いません。そこで、進化論者は、「昔と今とは、環境が違い、法則も違う。」というのです。
それなら、昔のことは今の世では分からないのですから、現在をいくら研究しても無意味になり
ます。ですから、現実に今西錦司という京大の進化論者は、科学者を廃業したのです。では、
現在の法則に照らして、聖書の言っている宇宙論はどうなのでしょうか?
聖書では、全能主の手によって不規則で無秩序なものが秩序正しく完成されたといい、それが
現在熱力学の第U法則に従って無秩序な方向に流れていると語っています。
この考えのビッグ・バン理論と大きく違うところは、ビッグ・バンは自然に任せているため、
低次元から高次元に向うことはありませんが、聖書では、全能者の手が加わりますので、
無秩序から秩序が生み出されるということです。現在の法則でも、人の手が加われば、低次元の
材料も、高次元の製品に変ります。そして、進化論では、地球は、宇宙の破片から始まりますが、
聖書では、初めに地球が創造され、その地球のエネルギー供給のため、月、星、太陽という
宇宙が創られたのです。これが、聖書の天文学で、進化論と全く違うところです。すなわち、
初めに地球が出来、その次に星などの宇宙が創られたのです。 |
|