「実を結ぶ信仰」
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ルカ8章15節
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@ 今朝は、私たちが良い地に落ちた種であることを確認し、そして、豊かな実を結ぶ信仰について
学んでいきたいと思います。
A さて、私たちの教会で、今残されている人たちは良い地に落ちた種であると確信できます。
というのは、かつて多くの人々が教会にやって来て、イエス様を信じましたが、自分の肉を楽しま
せるために教会から離れて行きました。しかし、その中にあっても私たちは、イエス様から離れ
ず、よく御言をしっかりと守り、よく耐えてきました。だから、御言葉にあるように、「御言をしっ
かりと守り、よく忍えて、実を結ばせるのです。」とあるのは、私たちのことです。ですから、
私たちは、良い地に落ちた種だと確信してよいのです。あとは、実を結ばせるだけであり、
今その手前にいるのです。
B では、神が実を結ばせようとしておられる今、私たちはどのような心を持って向かって行けば
いいのでしょうか。種が芽を出すためには、そのままであってはなりません。殻が破れて初めて
芽を出しますから、私たちは、肉の殻を破って新しい芽を出していくのです。私たちは、自分の
殻を破ったなら、損をするのではないかと思ってしまいます。しかし、イエス様は言われます。
「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、日々自分の十字架を負い、わたしに
ついて来なさい。」と言われるのです。すなわち、殻を破りなさいと言われるのです。何故なら
私たちは、イエス・キリストによって新しくされた者だからです。新しいぶどう酒は、古い皮袋に
入れたら破れてしまいます。ですから、新しくされた私たちは、「古い自分たちの価値観や見方は
捨て、新しい価値観で行きなさいよ。」と言われているのです。この新しい価値観とは、霊的な
ものの見方・霊的な判断です。それは、聞くだけで分かるものではなく、聞いた通りにやってみて、
初めて分かることなのです。キリストにある価値観は、この世の価値観とは全く違うからです。
ですから、自分のこだわり(古い価値観)を捨て、聞いていこうとする素直な心が必要なのです。
その心こそ“砕かれた心”であり、殻を破ることなのです。私たちはキリストと共に死んだ者です
ちりあくた
から、古い価値観・こだわりは、塵芥なのです。これからは新しい方法で、即ち、「神の考え方・聖書
の考え方でやっていくぞ」と、心を切り替え、心を定めてやっていくのです。そうすれば、豊かに
実を結ぶ者とされていくのです。
C 私たちは、今年こそ“何とかして”実を結びたいと思っています。「何とかして」、ルカ6章
19節、ロマ1章10節、第Tコリント9章22節―これは、主に信頼すれば何とかなるという
信仰から来ている心です。今年は、「実を結ぶ」という目標だけに向かって行きましょう。
そのためなら、古い殻でも何でも破って行きたいと思います。この世の殻をどんどん捨てていき
ましょう。そして、砕かれたへりくだった心で聞いて実践していきましょう。「何とかして、実を
結びたい」という願いをもって、行動し、「栄光が現れた。」という経験を味わって行くのです。
そして、その実を見て行きましょう。主にあくまで頼み続けるなら、主は起き上がって必要な
ものを与えてくださるのですから。
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