「福音は神からの啓示」
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使徒10章1〜23節
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@ 今朝は、「今日も聖書の御言の通りになる。」ということを証ししていきたいと願っている
私たちが、その新しい展開に入っていく入り口について学びたいと思います。
A さて、福音が、エルサレムから始まって地の果てにまで宣べ伝えられていく事は、神様の
ご計画です。そのために異邦人にも福音が伝えられなければなりません。
しかしユダヤ人にとって、割礼を受けていない異邦人の所に行って滞在する事は禁じられて
います。ですから、その道は閉ざされているかに見えました。しかし、神は使徒ペテロに幻と
百人隊長コルネリオの救いを通して、異邦人も救われることを明らかにされたのです。
こうして異邦人の伝道の門戸が開かれ、福音宣教は新しい展開へと入って行ったのです。
同様に今、私たちの教会にも、新しい展開への入口が示されてきました。
B では、私たちの教会に対する新しい展開とは、何かをみてみましょう。
今年私たちは、アーサー師と奥山師という二人の伝道者を御招きしました。そして、御二人と
私たちとの霊の一致を通して、私たちのこれまでの歩みが間違っていなかったことを、はっきりと
確認する事が出来ました。特に今回、心に残った言葉がありました。「福音は神からの啓示」という
言葉です。“啓示”とは「人知を以って知る事の出来ない神秘」ですから、理解出来る出来ない
ではなく、「アッそうですか。」と聞いていくものです。確かに、「神の御子が人となった」とか、
「イエス・キリストを信じれば救われる」という事は過去に経験したことがありませんから、
現実味の無い、かけ離れた世界の事に思えてきます。そのために、私たちはこれまで、何とか理解
してもらおうと説明する事にエネルギーを使い、福音を伝える難しさを味わってきました。
ですから、こう言っても分ってもらえないだろうな、という不安な心を持ちながら語ってきたの
です。しかし、福音が天からの啓示であるならば、どんなに多くの言葉で説明したとしても分かる
ものではありません。必要なのは理屈ではなく、御霊の働きなのです。自分自身が救われた時の事を
思い返すなら、全て理屈が分かってから信じた訳ではありません。何度か聞いていくうちに、
信じたいという思いにさせられたのです。そして信じた時に働いた聖霊の働きを通して信じた
のです。ですから、キリストの救いは、キリストの血によって罪のさばきを見過ごしてもらう
事であって、無くする事ではありませんから、知識に頼っては分からないことなのです。
ただ救いの根拠は、イエス様の血潮だけなのです。だから使徒たちも、「イエスはキリスト
(救い主)です。」と言い切っているだけです。それを確かなものとしたのは、キリストの御名に
よってなされた奇蹟としるしでした。聖霊様の働きによって明らかにされたのですから、私たちも
イエス様の十字架と復活を大胆に確信を持って語っていくならば、そこに聖霊様が働かれるの
です。そして、この真理をぐらつかせ力を失わせていたのは、悪霊です。だからキリストの御名と
血潮によって悪霊との関係を断ち切っていくなら、サタンが私たちに働きかけるスキが
無くなり、イエス・キリストの御名と血潮に対する信頼が強くなってくるのです。
この信頼の心こそ、新しい展開への入口なのです。
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