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2006年12月17日



   

  『戦いなくして勝利なし』

エペソ書6章10節〜20節



@  今朝は、12節の御言から、私たちの格闘の相手は誰であるのかを、はっきりさせたいと思い

ます。そして、
“戦いなくして勝利なし”について学びたいと思います。


A さて、今のこの時代は世の終わりであり、悪魔の働きが活発になってきています。私たちも、

知らないうちに、それと分からずに影響を受けています。しかも、相手がはっきりと分からない

ために、闘うこともできず、やられっぱなしになってしまっています。ですからパウロは、格闘

相手をはっきりと自覚させるために、次のように語りました。

「私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、

天にいるもろもろの悪霊に対するものです。」
と。即ち、目に見えるものではなく、目に見えない

悪霊こそが、私たちの本当の戦う相手であるという事なのです。

B では、私たちのうちに悪霊はどのように働いているのでしょうか。又それに対して私たちは

どのように戦っていけばよいのでしょうか。

 まず、主は私たちの教会に、「空っぽの器の油が満たされる」と言われてから、「空っぽの器」に

ついて教え続けてくださいました。そのポイントは、一点です。即ち、“砕かれた自我”です。

この事については、皆さん全員が分かって、その中に生きて欲しいのです。それが新生したクリス

チャンの真実な生き方だからです。ところが、私たちは、そのメッセージを聞いた時から、

「そうだ!そうして行こう。」と決意したにもかかわらず、実際日々の生活の中でその歩みが

出来ていないのが現実です。何故、決断してもダメになるのでしょうか。それは、悪魔のささやき

を聞いているからです。「お前、本当に自分を捨てられるのか?しおらしく見せているだけだろう。

役者ぶっているんじゃないetc」と。この声は悪魔の策略です。何故なら、新しい命の中に

生きていく喜び、平安を奪い、「信じて良かった!」「信頼して良かった!」というクリスチャンの

生き方を妨げようとしているからです。この悪魔の策略にはまると、情けない自分を見させられ、

自虐的になって、ただ自分を責め続ける暗黒の中に入ってしまうのです。ここから抜け出る道は

ただ一つ、悪魔と戦うことです。
即ち、「自分は、本気で従おうとしているのだ。」と向っていくこと

です。なぜなら、“戦いなくして勝利なし”だからです。悪魔は、私たちの弱点を知っていて

誘惑してきます。又、過去の失敗を思い起こさせては、失望させます。それによって私たちは、

「だめだ!」と思って、信仰の力を失うのです。しかし、その声を聞いて留まってはなりません。

その悪魔の声を退け、そのような思いを持った自分を、自分で退けるのです。私たちの本心は、

イエス様に全面的に信頼して従って行きたいのですから、そこに立つのです。悪魔との戦いは、

「ダメだ。」と思う、自我を退けていく戦いでもあるのです。


C 主は、私たちが、自分の考えを譲ろうとしない頑なな心(自我)を退け、明け渡すこと、

すなわち空っぽにして欲しいと願っておられます。
イエス様は、ご自分の命を丸ごと捨てて

私たちを贖って下さいました。だから、私たちも、丸ごと主に従っていけばいいのです。


戦いなくして勝利なし。この戦いをスタートさせ、純粋な信仰を現わしていきましょう。


    



                                        

  
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